港区 vs 稲城市
試合結果 0-1 (0:0)(0:1)
<写真&まとめ◆Football future 萩野 千絵>
昨年ベスト8の戦績を上回りたい港区は、試合開始早々1本目のシュートを打つなど、試合序盤から意欲的にゴール前への侵入をみせる。
港区最初の決定機は12分。GKからのロングボールを左サイドで不老が受け、センタリング。そこに走りこんできた小坂が中央ヘディングで合わせるも惜しくも枠を外れる。
パスを繋ぐ持ち前の良さを発揮し、チャンスメイクへと展開したい港区だが、強いプレッシャーをかけてくる稲城市に対して、なかなか攻撃の主導権を握れない。
13分には、稲城⑭柳沢に独走状態でシュートまで持ち込まれ、GK笠川と1対1のシュートチャンスの場面を作られるなど一進一退を繰り返す。
14分、相手ファールから右サイド高い位置で得たFKのチャンスに松元がゴール前へ絶好の侵入を見せ、ふわりと入ってきたボールにボレーで合わせるが、惜しくもゴールの枠を捉えられず。
互いにチャンスがありながらも、どちらにも流れが傾かないまま前半終了。
前線から激しくプレスをかける訳ではないが、要所に人数をかけて激しいプレッシャーで囲いにくる稲城市に対して、勝負をたぐり寄せようとするチェ監督が突破口をどこに見出すか?
期待がかかる後半。
前半同様、試合の入りは非常に良く、9分には山本宗次郎がDF2枚の間から、積極的にシュートを狙いにいく姿勢を見せる。さらに13分にはGKとDFの間に放り込まれたボールを同じく山本宗次郎がGKと競り合ったところからFKのチャンスを獲得。続けてゴール前でのプレーが続くが、両者一歩も引かない攻防が続く。なんとか得点につなげたい港区だが、後半27分稲白市⑭馬場に右足を振り抜かれ得点を許してしまう。
反撃の機会を狙い、激化する中盤の空中戦での激しいボールの奪い合いを制し再三ゴール前まで迫る港区。シュートのチャンスも幾度もあったが、あと一押しというところが届かず。ベスト8突破の夢は破れた。
今回参加している、他のどのチームよりも参加選手も多く、運営スタッフ・多数の応援もあり、組織として協会として一丸となって取り組む姿勢が港区サッカー協会の良さだと改めて感じた。
来年はきっと今年の悔しさを晴らしてくれる事と期待したい。
<2017年度港区社会人選抜の監督・崔 弘杓(チェ ホンピョ)さんのコメント>
Q、率直にチャンスが相手より多かったと思いますが、得点出来なかった事に対して
何が足りなかったとお考えでしょうか?
サッカーという競技はいくらチャンスが多くても、ゴールラインを割らなければ得点になりません。得点をするためのチャンスは作れましたがゴールに至らないということは、
こちらの技術やフィジカルコンディション不足、相手のプレッシャーなどが作用したのだと思います。
Q、昨年同様の結果ベスト8で終わってしまいましたが、来年度にこの壁を越える為に
何か必要だと考えられますか?
一つ上げるとすればチームの成熟度を高めるということだと思います。
Q,監督にとって改めてサッカーとは、どう感じていますか?
改めて面白いスポーツだと感じましたし、普段の社会生活に通じる点が多いとも思いました。また今回このチームの監督として携わったことは自分自身にとって貴重な経験となりました。
Q,敢えて褒めてあげたい選手がいれば名前と理由を教えて下さい。
全員と言いたいところですが、あえて言うならばベンチ外やベンチ内でも試合に出る機会がなかった選手たちです。
Q.港区選抜選手達へ一言お願いします。
A,→今大会で悔しい思いをした選手は自身の成長にその悔しさをつなげてほしいです。
Q.港区サッカー協会へ一言お願いします。
今回このような機会をいただき感謝しています。
特に会長はじめ皆さんのサポートがあったおかげで選手もプレーに専念することができ、私も試合に望むことができました。改めてお礼を言いたいと思います。