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サッカー競技規則 2017/18 「審判員のための実践的ガイドライン」の改正点

競技規則に関して、条文の改正に加え、実践的ガイドラインにも改正点があります。副審のシグナルについて、考え方と指導の留意点を解説します。

(競技規則P188)

2. 副審
コーナーキック/ゴールキック
ボールが完全にゴールラインを越えたとき、(良い視野を得るため)副審は右手で旗を上げ、主審にボールがアウトオブプレーであることを伝える。それが:
・副審から近い場合-ゴールキックかコーナーキックかを示す。
・副審から遠い場合―主審を目で確認して主審の判定に合わせる。
ボールがゴールラインを明らかに越えたとき、副審は旗を上げてボールがフィールドから出たことを示す必要はない。ゴールキックかコーナーキックかの判定がはっきりしている場合、特に主審がシグナルをしているときは、副審がシグナルする必要はない。

<指導者部会の解説>
改正点は以下の2点です。
①ボールが明らかにゴールラインを越えたとき、副審は旗を上げてボールがフィールドを出たこと示す必要がない。
②ゴールキックかコーナーキックかの判定がはっきりしている場合、特に主審がシグナルをしているときは、副審がシグナルする必要はない。

審判員への指導については、従来の副審の指導を基本とした上で、上記①②について加えていきたいと考えます。
特に、シグナルしなくて良いことが、走らなくて良いということではない点に留意してください。競技者の動きやプレーの状況に応じてゴールラインまで走るという動きは、副審の基本の動きとして身に着けさせるものと考えています。
その上で、「明らかな・・・」「はっきりしている・・・」場合のシグナル(たとえば、シュートされたボールが大きくゴールを外れ、明らかにゴールラインを越えた場合など)の仕方を指導してください。
コーナーキックとゴールキックのプレーの再開を監視するため、コーナー近くに移動する動きとポジショニングは連動しており、この点も合わせて指導の留意点としてください。